【課題】
某DXベンチャー企業様において、カジュアル面談から応募に至るまでの割合が20%程度と低く、面談工数をかける割には成果に結びつかないという課題がありました。
【問題】
問題となっていたのはカジュアル面談の内容です。
カジュアル面談は本来魅力付けの場にならなければいけないにも関わらず、基本的には候補者が話す時間が長くなってしまい、単なる質疑応答の場になっていました。
【解決策】
まずは面接はカジュアル面談を含め選考の場ではなく、魅力付けの場であるという意識づけを徹底的に行うとともに、当社がカジュアル面談を代行し、候補者への魅力付けを実施しました。
具体的には、事業内容や業務内容の説明は一部に留め、候補者のキャリア形成においてなぜこの会社に入社することが有益なのかを伝えるとともに、メリットだけでなく、デメリットの部分まで包み隠さず話しました。
【結果】
カジュアル面談からの応募遷移率が70%弱まで回復し、半年間採用できなかったポジションにおいて、半期で6名の採用(うち1名はマネージャー)に至りました。
これ以外にも、同社には採用活動全般を担っていたため、ペルソナ策定、オファー面談同席、面接同席など、中途採用における採用に必要なことは全て行い、内定承諾率も25%程度から80%程度にまで上げることに成功しています。
【ポイント】
見定めるだけの面談や面接では、候補者の印象には全く残らず、ここで働きたいという思いに持っていくことは難しいです。選考要素は持ちつつも、候補者を口説くことができる回数も限られているということを認知し、選んでもらえるような接点の取り方を伝えました。