才能が無い人は、誰一人としていないと信じています
現在の仕事観において、家庭やライフイベント、自分だけの時間を重視する動きが非常に強まっている一方で、「仕事のやりがい」という言葉は聞かなくなってしまいました。
その理由は単純であり、仕事にやりがいを感じることができないからです。仕事は生活のための手段にすぎず、仕事に精を出しても辛さしか残らないと考える方が多くなった印象があります。
しかし、ゲームが得意な方は、ゲームに何十時間も没頭できると思いますし、旅行が趣味の方は、移動に何時間かかっても苦にならないですよね。釣りが趣味の方は、仮に何時間も釣れなかったとしても、悔しさがある一方でその時間が無駄だったかというとそうではなく、充実した時間を過ごせていると思います。もし仕事においても、そんな状態にすることができれば、働いている時間を苦に感じることが少なくなるはずです。
しかし、それを実現することは簡単ではありません。なぜならば、自分がやりがいを感じることができる仕事が何かを初めから知っている人はほとんどいないからです。私も、ただやりがいある仕事をしましょうと謳うだけなのは無責任だと思っていますし、そこが分からないからこそ苦しいと感じる方が多いと思っています。
そのような課題を解決するのが「得意なことや、好きなことの見える化」です。実は自分で思っている以上に、自分の得意なことというのは分からないものです。
ゲームが得意だと言っても、レベルアップすることにやりがいを感じるのか、レアアイテムを収集することにやりがいを感じるのか、高難易度のボスを撃破することにやりがいを感じるのか、もしくは、多人数でゲームをすることにやりがいを感じるのかなど、没頭できる理由は人それぞれです。
そして、それを紐解いていくと、なぜ自分はそれに没頭できているのかを言語化することができるようになり、どのようなことを求められる仕事ができれば没頭できるのかが分かってくるのです。
harezoraでは、才能があるかないかは仕事をする上で重視していません。なぜならば、才能が無い人はこの世にいないと信じているからです。仕事がうまくいかなくて辛いと感じるのは、才能が無いからではなく、自分の得意なことや好きなことができない環境にいるからだけなのです。
自分の強みを存分に発揮できる場所に出会うことができれば、きっとやりがいを持って働くことができるようになるでしょう。誰もが幸せに働ける世の中にするには、働く人が自分の強みを知り、その強みを活かせる環境で働くことが必要です。
そして、誰もが強みを発揮して働ける世界を実現するために、harezoraは全力でキャリアの支援をさせていただきます。
株式会社harezora 代表取締役社長 向井英貴